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一つのモノを見て二人を想う

学科の授業で「陶工必要」とゆう書物を教えてもらいました。
これは仁清が陶芸のイロハを書き記したもので
弟子の乾山が引き継ぎ加筆したものです。

それをまた富本憲吉なんかが解説を書いていて
なんとも有り難い書物であります。


これに似た話があります。

以前、知り合いが山中貞雄の記事を書くことになり
私も少しお手伝いさせてもらったのですが
その時に見せてもらった山中の遺品に
加藤泰のメモ書きを見つけました。

加藤泰は山中の甥にあたり
ご本人も勿論、著名な映画監督。

生前にキネ旬から山中の本を書いておられるのですが
その時につけられたメモ書きのようでした。


一つのモノを見て
二人のことを想う…
何とも不思議な感じ。





二人は同じ墓地
加藤泰さんは山中貞雄を見守るように
スグ後ろで眠っておられます。
by omocha_y | 2006-06-14 07:14 | 映画


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